ポリウレア樹脂とは?

ポリウレア樹脂とはイソシアネートとポリアミンの化学反応によって形成された樹脂化合物です。硬化時間が数秒~数十秒と極めて早く、防水性・耐薬品・耐摩耗・耐熱に優れ、様々な変状要因から基材を保護するライニング材です。また400% 以上の伸び率を有しているグレードもあり、下地のひび割れの発生や挙動に対して高い追随性を発揮すると共に、軍事施設やプラント施設、主要建物の防爆対策としても注目されています。
防水・防食・防錆・耐衝撃・はく落防止など多くの機能を持つ『ポリウレア樹脂』は、対象物に吹付けた数秒後に硬化しはじめ、2~3分後には強靭な膜を形成し、その上を乗って歩くことさえできます。例えば、生卵に吹付けたとしたら、その卵をコンクリートに落としてもボールのように弾んで、その形がくずれることはありません。この特徴を生かし、今後、様々な分野で使われることが予想される最近注目の材料です。

 

ポリウレア樹脂について

使用と用途

激しい摩耗、薬品・海水による腐食、熱影響、衝撃による割れなど様々な劣化要因が複合して起きる環境下において、ポリウレア樹脂はその特性を発揮し、長期間基材を保護し続けます。

特徴

1.施工が早い、硬化が速い
スプレー塗布による施工で1 日あたり数百m²の施工が可能。吹付後、硬化に要する時間は数十秒~数分で、施工後1 時間程度で歩行可能、条件によっては数時間で供用可能です。

2.優れた耐薬品・防食性
耐薬品性能の高いグレードで50% 硫酸への長期耐性を有し、様々な腐食要因(酸・アルカリ等)から基材を保護します。

3.高い耐摩耗性と耐候性
JIS 規格、塗料摩耗試験においても試験後塗膜損耗量3mg(ST)と他のライニング材料に比較して格段の耐摩耗性を有します。
また、その高い耐候性から、屋外でも長期間安定した強度を発揮します。

4.柔軟性とクラック追従性
400%という高い伸び率を持ち(ST)、従来の硬質ライニングでは成し得なかった基材の形状変化に追従し、特にコンクリート基材のクラックには割れることなく追従します。

環境対応

無溶剤・無触媒なので環境にやさしい。また、耐薬品性、耐久性にも優れているので、水槽、タンク、ピットなどの防水・紡織・防錆工事に最適。
ポリウレア樹脂の耐衝撃性、耐爆性を備えた強靭な保護層は、コンクリート剥落防止をはじめとする土木工事にも最適です。

スプレー工法

スプレー工法による1工程でシームレス(継ぎ目がない)かつ一体の被膜面の形成が可能です。また超速乾硬化との相乗効果により条件次第では工期を大幅に短縮することが可能です。

標準的な工程

下地処理

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補修

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素地調整

次へ

被覆層形成

次へ

被膜層形成のためのポリウレア樹脂スプレー工程から供用開始までの時間が従来の工法に比べて極めて短いという特長を有しています。
ポリウレア樹脂は、スプレー後瞬間的に硬化するため、さまざまな形状に対して十分な厚さのシームレスな被膜を形成することができます。

ポリウレア樹脂 施工実績

工場床

地盤が悪くクラックが止まらない工場の床です。左はポリウレア、右はエポキシ塗料です。下にクラックがあるため汚れは見えますが亀裂は入つていません。ホコり、細菌浸入、工場内物質による土壌汚染防止に有効です。リフトが走行してもOK。

マンションエントランス庇

吹き付けが可能であれば、どんな曲面でも完全防水。デザインの自由度に大きく向上します。写真は、マンションのエントランス。素適な屋根の雨漏りがピタリと止まりました。
常にポリウレア樹脂による防水が最適とは限りません。色々な工法をご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

工場屋根

重要な工場内設備や製品に雨水がかかったら大問題です。腐食環境にあったり、すでに痛みがはげしいなどの場合、ポリウレアは大きな安心を生み出します。
最も危険な部位から部分的に工事をしていくことも可能です。各期のご予算等に応じて補修を進めていくという選択肢もあります。